2014年07月01日

目から鱗シリーズ第6弾!芸能人の見た目は目指すもんじゃない

雑誌やテレビ、プロモーションビデオとかを見て、「○○ちゃんの二の腕細い〜」とか「肌綺麗だし、足長いし、いいなぁ〜」とうらやむ人は多いですが、芸能界の住人は基本的に「虚像」だと思ったほうがいいと思います。

今回の記事は、「芸能人だって実はスタイル悪いんだよ」と芸能人を見下す記事ではなく、「芸能界で見た目を売り物にしている人たちと、私たち一般人は持っているツールが違うんだよ」ということに気付いてほしくて書いている記事です。


私たちが見ている芸能人の大半は「存在しない」


私たちが繰り返し見やすいもの、CM、雑誌や、雑誌のサイトに掲載されている写真はほぼ100%フォトショップなどの画像修正ソフトで修正、加工されています。

以前、レタッチの仕事をしている人たち・したことがある人たちと数名とお話しするきっかけがありましたが、
・首を長く、細くする
・くびれを作る(強調する)
・段差を消す(おなかや脇など)
・谷間の影を強調する(あるいは消す)
・見えてしまったムダ毛を消す
・肌のトーンを明るくして、クマ、皺、ほくろなどを消す
・場合によっては化粧を追加したり、引いたりする
というのは当然にやるという話がありました。

しかも、二の腕や太ももも本来よりも細くすることもあるそうです。

「なんで二の腕を細くするの?」と聞いたところ「太いと、読者は”この子、二の腕ふとっ!”って目が行ってしまって、見てほしい商品を見てくれないから」という回答でした。

雑誌やプロモーションビデオなど、商品化されたものは、何かしら「売りたいもの」があるそうです。そして、消費者がそれを買ってくれるからこそ、商品化する価値があるとのこと。

そのせいで「骨格的にこのバランスはあり得ない」っていう女性が氾濫しているんだけれど・・・
と伝えてみたところ、「芸能界は夢を売る場所だから、現実的なバランスとか言われても困る」みたいな反応でした。

なので、雑誌で見たモデルさんのような
・足が長くて
・首に皺がなくてすっきりしていて
・肌がきれいで
・顎がとがっていて
・目が大きくはっきりしていて
・体のパーツが全体的に細く
・健康的に美しい雰囲気をまとった
人は存在しない可能性があります。(モデルさん自身も、実際に会うとそこまで足は長くなかったり、そこまでくびれていないことがあります)


写真の威力


ヴィクトリアズシークレットのモデルの一人であるドゥツェン・クロースさんの言葉が面白かったので、引用しました。

健康的な食生活を推奨するメッセージを発信している彼女だが、インスタグラム(画像共有アプリ)が若い女性たちに与えるプレッシャーについての認識もある。
「私の仕事のせいで、(私が出ている)写真を見て、女の子たちその写真と同じようにならないといけないと思いこみ、自信喪失していることに、私の責任も大きいのではないかという気がしています。男の子でも、写真に写る私が実在するものだと考えていることが苛立ちを覚えます。だって、私は写真のような見た目じゃないんですから。朝起きて、あんなふうに見えたりしません。」
時折、彼女はすっぴんで浜辺にいる様子を撮った写真をアップロードすることがあるが、人は彼女にファンタジーを求めていると彼女は感じている。


原文:
Despite her healthy-eating messages, Kroes is aware of the extra pressure Instagram puts on young women. "I feel I'm such a big part of that insecurity that some girls might have because of my job, that girls think they have to be that picture. And even boys, they think that that picture exists and it's so frustrating because I don't look like that picture -- I wake up not looking like that picture." Occasionally, she will post a picture of herself on a beach without make-up, but she says that people want the fantasy.

Telegraph


つまり、写真を見た人たちは、その写真に写っている物が「実在している」と思い込み、そしてそれを羨ましいと思い、最終的には「どうして私は・・・」「私なんか・・・」と自信喪失するきっかけを与えてしまうのです。


あなたが見ているものは、ほとんどが「プロ」の力によるもの


商品画像や、モデルさんが映っている写真、歌手が出ているプロモーションビデオは、照明や背景、カメラの質、レンズ、風やその他状態をコントロールしたものです。
そして、複数のプロフェッショナルが関わっています。


芸能人と一般人は生活が違う


そもそも、芸能人は、「見られること」が仕事です。
例えば、ドゥツェンさんも、元ボクサーのパーソナルトレーナーがついています。
バレエもやっています。
(それでも、パリコレやニューヨークのコレクションでモデルが着用する「サンプルサイズ」=日本の3号くらいーといわれるサイズではないそうです。)


芸能人でもない人が、芸能人レベルを求める意義


一定の職業についていれば、それを知っている人たちはいろいろなことを許容してくれます。

平均的な年収を得ている会社勤めの女性が、芸能人と同じような生活を送ったら、きっとすぐに会社をクビになりますし、結婚生活も破たんするでしょう。

女子中学生や女子高生が、モデルと同じような食生活、美容方法を実践して、モデルのような見た目になったとしても、それは進学や就職に対してわずかなプラスにしかならないでしょう。

なぜ、芸能人と同じレベルを目指すのであれば、「憧れ」や「劣等感を払しょくするため」以外に理由を見つけてから目指すほうがいいでしょう。


写真は一瞬を切り取るが、人は連続した時間の中で生きている


モデルさんたちは、一瞬の時間のために生きているといっても過言ではありません。
モデルにスカウトされた高校生の記事がHuffington Postに掲載されていましたが簡単にまとめると次のようなことが書かれていました。

スカウトマンに対し、「私は痩せないといけないか」と尋ねたところ、
「今から5年〜10年後には、モデルをやるには年取りすぎているから、そのころには好きなものが食べられるよ」
という答えが返ってきたそうです。

モデル事務所によれば、「モデルはオリンピックのアスリートみたいなもの。運動と、健康的な食生活が大事」とのことですが、実際彼女は陸上選手だそうです。ですが、シーズン中はかなり脚とヒップが太くなるそうで、それを伝えたところ「うちにも二人いるけれど、それって問題なのよね」と答えたそうです。

単純に「痩せろ」とは言われなかったそうですが、彼女のスリーサイズはバスト78.7、ウエスト66、ヒップ96.5だったので「背が高いから、やや太くても問題はない」と言われつつ「ヒップが大きすぎるから、まずは88.9センチにしなさい。それまではレッスンもしない」という指摘を受けたそうです。

彼女は子供のころから周りから「痩せすぎだ」「病気なんじゃない?」と心配され、また医者からも「高カロリーなものを食べなさい。あと5キロ体重が落ちたら、健康を害するレベルだ」と言われてきたので、「今以上に痩せなければならない」という考えに驚いたそうです。

「主治医(小児科医)に確認して、健康を害さずにそのサイズになれるか聞いてみる」と言ったとき、「それは大げさじゃないか」とモデル事務所の人に言われたそうですが、彼女自身、自分が高校生であること、生まれた時から自分を知っている主治医がいること、昔88センチ以下のヒップだったけれどそのころは「自分の体が貧相でみじめな気持だった」経験があるため、素直にモデル事務所の人の言葉を受け入れられなかったようです。

結局、自分の今の体や生活が大切だったので、モデルになることは諦めたそうです。

私は自分の体が大好き。強くて、速く走れて、ちゃんと動いてくれるから。
何号のパンツに入るから好きってわけじゃない。
I love my body because it's strong and runs fast and does everything it's supposed to do, not because it fits into a certain size pant.


高校生でここまで考えられる彼女はすごいと思いました。

「パーフェクトボディ」なんていう言葉に踊らされるのではなく、
「パーフェクト」な人間はいない
あるいは、自分の体は常に「パーフェクト」と受け入れていくことも必要なのかもしれませんね。

衝撃だったYoutube動画
posted by かたはばひろみ at 12:00| Comment(2) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

早速ですが、

この記事では、日本の芸能人が虚像だというのは結局写真についてのみということになり、(外国人のは“外国人だから骨格が違う”と諦められるとしても)現実の劣等感や憧れを払拭できることにはなりません。しかも一般人の中ででさえ、本当に芸能人くらいもしくは人形のように美人でスタイルが良く肌が綺麗な人は存在するものです。彼女らや先述の芸能人に“実際に”無いのは結局クビレくらいでしょう。
モデル予備軍だった人のインタビューの引用も、結局は彼女も脂肪の増減について一考察あったにしても骨格はモデルそのものだったわけですから、痩せたところで骨格が太いのでコンプレックスの解消には至らなかった事を悩んでこのブログに来た私なんかには参考になりません。

この記事は書くべき目的を見失っている気がします。
Posted by 匿名 at 2014年07月31日 18:53
匿名様
お時間を割いて読んでいただき、また貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。

実は、同級生にわりと有名なタレントさんがいるのですが、彼女をテレビで見ていても「スタイルいいな」と思ったことはありませんが、実物を見ると
「顔ちっさ!」
「細っ!」
「大丈夫?ちゃんと食べてる?」
と思うような細さです。(実際、みんなと集まった時でもほとんど食べません)

そして、友人の妹さん(素人)がテレビ番組に出たときも、「芸能人並みに美人。スタイルよくて肌がきれい」なのですが、テレビに映った時は「ぽっちゃり」「二重あご(実物を見ていて気になったことは一度もありません)」でした。

テレビ映り、写真写り、本人のきれいさはすべて「=」の時はたま〜〜〜にありますが、たいていの芸能人は実物を見たときにかなり骨ばっているか、思ったよりも細いです。

そういう意味でも、テレビや雑誌で見ている人たちは「実在しない」と思います。(テレビで見たときはぽっちゃり→実物かなり美人でスタイルよしだったりするので)

あと、このブログをきっかけに知り合った某芸能関係者は「女の子の可愛さは、骨格がやる気を出すまで。だから10代の体型をいかにキープできるかが勝負」とも言ってました。(海外のモデルさんたちも、第一線で活躍できるのは10代後半から20代前半までがほとんどで、たいていの人たちはそれ以降は体がたくましくなってくるので「プラスサイズ」以外では扱ってもらえなくなる、ということは元モデルさんたちが語っています)

結局、芸能界で見た目だけで成功できるのは、遺伝子的に超恵まれた超人か、食べない、必死に運動する、ストレスと戦い続ける、お金をかけて美を維持できる人なのかもしれないと思いました。

匿名様はモデルや芸能人と同じレベルの美を追求しているのかもしれませんが、ほとんどの人たちは普通の生活を送るためにある程度「あきらめ」と「開き直り」を持って生きているのではないでしょうか。

モデルさんや芸能人とは生きている世界が違うのだ、生きている目的が違うのだという「あきらめ」や「開き直り」の手助けができればいいなと思って書いたのですが、あまり参考にならなかったようで申し訳ありません。
Posted by かたはばひろみ at 2014年08月08日 12:04
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