2014年06月01日

補正下着の弊害

自分の体にコンプレックスが全くない女性はかなりの少数派でしょう。
体形補整をしてくれる下着類は、コンプレックスがある女性にとって必須アイテムかもしれません。
ですが、体形補整=体にいいというわけではありません。


体形補整用の下着の注意点


昨日、コルセットの記事(肋骨の幅を狭めるためにコルセットを着用したらどうなるの?)をアップしましたが、体形補整用の下着全般について、Huffington Postの記者が胃腸科の医師Dr. John Kuemmerle、皮膚科の医師Dr. Maryann Mikhailと、カイロプラクティックの専門家Dr. Karen Ericksonに取材したところ、 こんなことが分かったのです。


補整下着は内臓をつぶしている


補正下着は、緩くては役割を果たせません。
ですが、骨のない腹部を締め付けてしまう補整下着は、胃、小腸、大腸を押しつぶしてしまいます。
そのため、呑酸や胸やけがひどくなったり、逆流性食道炎を招くこともあり得ます。(胃腸科の医師談)

また、締め付けの強い下着をつけていると、消化器官に悪影響が及ぶこともあります。
大腸は、食べ物を摂取すると蠕動運動を始めるのですが、長時間腹部が締め付けられていると、食べ物を運ぶ機能が低下します。(カイロプラクティック)

慢性化はしませんが、腹部の不快感や膨満感、ガスの発生につながることもあります。(胃腸科の医師)

また、補整下着は、息を吸った時に横隔膜が下がり、腹部を膨らませる動きを制限します。そのため、呼吸が浅くなります。(カイロプラクティック)

特に大腸がやばい


自律神経にトラブルが起きやすい人や、過敏性大腸症候群を和浦っている人は、注意をしながら補整下着を着用しなければいけません。(胃腸科の医師)

膀胱もやばい


補整下着による圧迫で、腹部内部の圧力が高まっているので、尿漏れをしやすくなります。もともと尿漏れが気になる人は、気をつけないといけません。(胃腸科の医師)

そもそも、補整下着を着用している人は、あまりお手洗いに行きたがらない傾向があります。(たぶん、脱ぎにくいせい)
補正下着によって膀胱が圧迫されやすいのに、おしっこを我慢していると、逆にストレス性の失禁が起きたり、もともと尿漏れしやすい人はふいに失禁したりします。(カイロプラクティック)

足も安全じゃない


補正下着を着用したまま座ることで、一時的に「知覚異常性大腿痛」になることがあります。これになると、太ももの神経が圧迫されることで、脚にちりちりとした感覚が芽生えたり、しびれたり、痛みが出てくるようです。
キツイパンティストッキングやショーツを履いていて、知覚異常性大腿痛になったこともあります。
「太ももの付け根にゴムバンドを巻いて、座るたびにきつく縛っているようなものです」(カイロプラクティック)

血行も低下しますし、血栓、静脈瘤やリンパ液の停滞(足首のむくみ)ができるリスクも高いです(カイロプラクティック)

この記事によると、短く、食い込みやすいガードルよりも、食い込みにくいロングガードルのほうがよさそうですね。


筋肉も衰える


姿勢を正しく保つために、補整下着に頼るのはよくないです。
本当にいい姿勢を保つには、筋力が必要です。
ですが、補整下着を着用している人は、自分の筋肉で体を支えずに、補整下着で体を支えがちです。

医療用のコルセットと、下着用のコルセットは全く異なる設計ですので、代替品としては使えません。補整下着はあくまでも見た目をよくするための物です。(カイロプラクティック)

感染症のリスクも高い


補整下着は、着用していると閉塞感を覚えますが、湿気を閉じ込めるものもあります。
湿気が閉じ込められると、カビやばい菌がわきやすくなります。

特にアメリカで有名なSpanxはポリエステル&ナイロンでできており、蒸れやすそうです。


(補整下着を着用している?)患者さんで一番多い症状が毛包炎だそうです。
抗生物質の入ったクリームで簡単に治療できますが、繰り返し毛包炎を発症し、治療していると、抗生物質が効かなくなってしまうこともあります。(皮膚科医)

特に、肥満体の人たちや、糖尿病患者、汗をよくかく人たちは要注意だそうです。

大事なのはバランス


毎日着用しないことが重要です。日中ずっと着用したり、何時間も着用するのはよくないです。
特別なイベントにとっておいたほうがいいと思います。(カイロプラクティック)

上記の症状が出ていたら


胃腸科、皮膚科の両医師も、カイロプラクティックの専門家も、体形補整用の下着を着用していて何か症状が出るようになったら、症状がなくなるまでは着用を控えたほうがいいと言っています。


選ぶサイズも大事


体形補整用の下着は数えきれないくらい世の中に出回っています。
自分の目的に合った形のものを選ぶことも重要ですが、自分に合った形、サイズを選ぶことも重要です。

どこかしら食い込んでくる下着は、サイズが小さすぎます。サイズ表記を完全に信用するのではなく、着用した時のフィット感も気にしたほうがいいです。

呑酸や胸やけが起きやすい人は、アンダーバストまで来ないものを選んだほうがいいようです。

補整下着を出しているブランドはたくさんありますし、それぞれ微妙に形も違えば、素材も違います。
数時間の着用でも、体に合わないものをつけるのは体によくないので、いろいろ試したうえで、自分に一番合うものを使い続けたほうがいいでしょう。



幸い、日本製だと、速乾メッシュ素材のものが多いです。
暑くて湿気の多い夏や、暖房が利いていて蒸れやすい冬に着用するものは、商品説明をよく読んで選んだほうがいいでしょう。

タイプ別注意点


以上を総合すると、

ショーツやショートガードルは、太ももが太い場合は血行が遮断される可能性があり、注意が必要


呑酸、胸やけ、逆流性食道炎で悩んでいる女性は、今はやり「脇肉キャッチ」には要注意です。


ウエストニッパーは、「ウエストを圧迫して細くする」ことを目的にするよりも、「段差をなくす」ことを目的にして、サイズはジャストフィットを選ぶ(小さければいいというわけではない)


あと、体に直接着用するものなので、雑菌がわきやすいですし、着用したらすぐに洗うようにしたほうがいいでしょう。
タグ:人体構造
posted by かたはばひろみ at 12:00| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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